サッカー日本代表、5人起用のサンフレッチェ広島勢が不発!「名古屋グランパス・相馬勇紀の個の能力」が「広島のコンビネーション」を上回るの画像
途中出場でチャンスを作った日本代表・相馬勇紀 撮影:中地拓也
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■7月24日/E-1選手権決勝大会 日本代表 0ー0 中国代表(豊田)

 スッキリしない90分だった。第1試合で6得点の大勝をした日本代表だけに、中国を相手にも快勝したかったが、無得点。1万人以上の観客が集まった豊田スタジアムで、ゴールネットを揺らすことはできなかった。

 サンフレッチェ広島勢が満を持して送り出されたはずだった。現在、Jリーグで4位のチームから、6人が日本代表に招集された。チーム別でいうと横浜F・マリノスに次いで2番目に多い数字は、森保一監督の期待の表れでもあった。そしてこの中国戦で5人が先発。6人は代表合流まで1日遅れたとはいえ、そこから時間をかけてすり合わせることができた。

 広島の選手は左サイドに多く起用された。左ウイング気味に森島司が入り、左SBは佐々木翔、左CBは荒木隼人。GKの大迫敬介、アンカーの野津田岳人と合わせても、固めてきたであろうことが予想される。しかし、チャンスを多く作ったのは宮市亮や脇坂泰斗がいる右サイドのほうで、見知った選手が多い左サイドがそれ相応の効果を日本代表の攻撃に与えたとは言い難かった。

 後半開始時点で選手を変えることはなかったが、後半17分にゲームキャプテンの佐々木を下げて“広島シフト”を弱めることになる。

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