■PK失敗と後半開始早々の失点が響く
ベガルタ仙台が、悔しい引分けを喫した。
J2リーグ第26節は7月10日に26節の全11試合が行なわれ、3位の仙台はアウェイのFC琉球戦に臨んだ。
開始早々にスコアを動かした。5分、右サイドバックの真瀬拓海が加藤千尋とのコンビネーションで、ペナルティエリア内へ侵入する。右足のフィニッシュは相手DFにブロックされるが、セカンドボールを左足で豪快に蹴り込んだ。
40分には追加点のチャンスを得る。加藤がペナルティエリア内で倒されてPKをつかむ。加藤自身がペナルティスポットに立つが、右足のシュートはGKダニー・カルバハルに防がれてしまう。
結果的にこのシーンが、試合の行方に大きく影響した。相手のキックオフからスタートした後半開始直後、同点に追いつかれてしまうのだ。GK杉本大地のシュートストップがもったいなかったが、キックオフから1分も経たない時間帯での失点である。試合の入りかたに厳しさが足りなかった、と言われてもしかたがあるまい。
思い出されるのは20節のジェフユナイテッド千葉戦だ。前半終了間際と後半開始直後に失点し、0対2で敗れている。シーズン前半から課題としてきた「ゲームコントロール」に、今日も甘さが出てしまった。