■着実にステップアップ
川崎フロンターレの下部組織で育った板倉は、2015年にトップチームに昇格。2018年にはベガルタ仙台へレンタル移籍となり、杜の都経由で世界的名門・マンCへ完全移籍を果たした。同時にオランダ1部のフローニンゲンへレンタル移籍し、武者修行をすることに。だが、加入当初はトップチームでの出場は一度もなし。2019/20シーズンはトップチームで主力に定着すると、翌シーズンは全試合にフル出場する鉄人ぶりを発揮。クラブ年間最優秀選手に選出された。
今季はドイツ2部のシャルケへレンタル移籍していた板倉は、公式戦32試合に出場4得点を記録。1年での1部昇格に貢献した。日本代表としても評価を上げ、吉田麻也の後継者候補筆頭と言っても過言ではないだろう。
そんな板倉のボルシアMGでのポジションはおそらくCBになるだろう。マティアス・ギンターが今季限りでボルシアMGを退団し、フライブルクへ加入。ボルシアMGが欲しかったDFと言える。ボルシアMGの基本フォーメーションは3-4-2-1。3バックの右に入ることを予想した。マーヴィン・フリードリヒやアルジェリア代表DFラミ・ベンセバイニなど超強力なDF陣との共存が期待される。果たして、板倉はドイツの名門で活躍をすることができるだろうか。