【J1分析】「清水エスパルス30周年記念マッチ」が「今シーズン最多入場者数」を記録!「国立開催の意義」【清水エスパルス対横浜F・マリノス】(1)の画像
清水が56131人を国立競技場に集めた 清水エスパルスvs横浜F・マリノス(20220702)撮影/原壮史
清水エスパルスvs横浜F・マリノス (20220702)

【明治安田J1リーグ 第19節 清水エスパルスvs横浜F・マリノス 2022年7月2日 19:03キックオフ】

 清水の30周年記念マッチとして国立競技場で開催された試合は、56131人を動員した。清水のホームゲームでの最多入場者数であり、今シーズンのJリーグ全体でも最多の数字だ。

 普段、日本平までなかなか足を運ぶことができないサポーターや、久しくスタジアムに足を運んでいなかったファン、こういう特別な試合が初観戦のきっかけになる層など、様々な人が客席を埋めたスタジアムは、現在とこれからのJリーグのショーケースの場でもあるようだった。

アシストをした水沼宏太がレオ・セアラと喜ぶ 清水エスパルスvs横浜F・マリノス戦(20220702) 撮影/原壮史

 スタジアムの周りにはキッチンカーが並び、試合前には様々なイベントも行われた。お祭りのような雰囲気が、試合が近づくにつれて、サポーターの応援に加え、映像や音・光の演出で更なる非日常の空間に変わっていく。日常が戻ってきているこのタイミングで、スポーツ観戦に訪れる意味というのを感じさせる多様な仕掛けが散りばめられた国立開催は「クラブが本当に頑張ってくれた」(権田修一)からこそJリーグそのもののショーケースとしても成立していた。

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