■フランスの強豪でのポジションは?
左ウィングやセンターフォワード、さらにはトップ下などでプレーできる南野のモナコでのポジションはどこなのだろうか。モナコはフランス代表FWウィサム・ベン・イェデルやドイツ代表FWケビン・フォラント、世代別のフランス代表経験もあるMFユスフ・フォファナなどが在籍している。今季はリーグアン3位となり、来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)はプレーオフから参戦することになっている。
モナコはオーレリアン・チュアメニをレアル・マドリードに放出。ボランチの補強もあるだろう。またはフォファナをアンカーに置く布陣も考えられる。正守護神のアレクサンダー・ニューベルはバイエルン・ミュンヘンからの2年間のレンタル移籍で加入となったが、1年でバイエルンへ復帰することができるオプション付き。しかしバイエルンではマヌエル・ノイアーが契約を延長したため、出場時間が限られるニューベルはモナコに残留することになるだろう。
モナコの基本フォーメーションは4−2−3ー1。モナコを率いるフィリップ・クレメント監督は場合によっては4−4−2や中盤逆三角形型の4−3−3、さらには4−1−4ー1などを採用している。4−2−3−1ではベン・イェデルがCFに入り、フォラントがトップ下に入る。
4−1−4ー1の場合はフォラントがシャドーの位置に入るため、南野はフォラントと並ぶ可能性もある。南野の適正を考えると、CFやトップ下、シャドーの位置に適しているだろう。ただ両ウィングなどでもプレーできるため、ベン・イェデルやフォラントとの共存も可能だ。南野がモナコに加入となった場合、どのポジションに入るのだろうか。