フランス・リーグアンのASモナコが日本代表MF南野拓実の獲得でリバプールと合意に達したようだ。英メディア『BBC』が現地時間6月21日に報じた。
■モナコが争奪戦を制す
2020年1月にレッドブル・ザルツブルクからリバプールに加入した南野。しかしモハメド・サラー、サディオ・マネ、ロベルト・フィルミーノ、さらには同年9月に加入となったディオゴ・ジョッタ、2022年1月に加入となったルイス・ディアスなど超強力攻撃陣を擁するリバプールではポジションを奪うことができなかった。
今季の南野は公式戦22試合に出場10得点1アシストを記録。リーグ戦でのスタメンは1試合に終わった。それでもカップ戦ではリバプールに大貢献。FAカップでは準決勝と決勝を欠場したものの4試合で3得点。EFLカップでは決勝を欠場したが、5試合で4得点1アシストの活躍。特にレスター・シティ戦での1ゴール1アシストを記録しての逆転勝利に貢献したプレーは圧巻だった。
リバプールの今季国内2冠に貢献した南野だが、やはり同クラブ退団は決定的となった。南野にはサウサンプトンやリーズ・ユナイテッドのイングランド勢に加えてアタランタなども興味を示していたが、『BBC』によると、モナコがリバプールと合意に達したようだ。移籍金は1500万ユーロ(約22億円)+300万ユーロ(約4億円)のボーナスで計1800万ユーロ(約26億円)となるという。