日本サッカー協会(JFA)は6月21日、日本代表が9月にアメリカ代表と対戦することを発表した。今回発表された北米の強豪国との試合が、カタール・ワールドカップ(W杯)本番の「ドイツ・スペイン対策」になる3つの理由とは。
■欧州トップレベルでプレーする選手が豊富
1つ目の理由として挙げられるのは、アメリカには欧州のトップリーグでプレーする選手が多いことだ。
米国は、バルセロナDFのセルジ―ニョ・デストやチェルシーFWのクリスティアン・プリシッチ、ユベントスMFのウェストン・マッケニーなど、欧州トップクラブでプレーする数多くの大物を擁する。ブンデスリーガやラ・リーガのクラブに所属する選手も少なくない。
実際、アメリカとの対戦が発表された会見で、森保一監督は「ドイツやスペインというヨーロッパとの対戦を考えたとき、アメリカには欧州でプレーするいい選手がいて、欧州基準として対戦できる」とコメント。
ドイツ・スペインのように、クオリティの高い選手を多数擁していることが、親善試合を組む際の大きな選考要因になったことは間違いないだろう。