■やっと本来目指していたスタイルで試合を支配できた

 今シーズンの浦和は、ボールを動かして相手を崩そうとしながらも前線の連携がうまく機能せずにゴールが遠い、という試合が多かった。マリノスに0-3から追いついてみせた試合もあったが、それを成立させたのはキャスパー・ユンカーを頂点とした縦へのシンプルな攻撃であり、本来目指していたスタイルとは異なっていた。

 ACLも戦いここまで過密日程が続いた浦和にとって、代表ウィークの中断期間はポジショニングの確認をはじめ、自分たちのスタイルをおさらいするための貴重な時間になった。

サイドで股抜きを見せた大久保智明  浦和レッズvs名古屋グランパス(20220618)撮影/原壮史

 リーグ戦再開となったこの試合、指揮官はサイドバックに宮本優太と大畑歩夢、ボランチに岩尾憲伊藤敦樹を選択。ゴールキーパーの西川周作、センターバックの岩波拓也とアレクサンダー・ショルツと合わせて後方7人を中断前の福岡戦と同じ配置とし、前線4人は明本考浩と福岡戦で途中出場の3人。メンバーを継続したことで、中断期間の成果が明らかになった。

 高い位置からのプレスやボール保持時のセンターバックの位置取り、ボランチを逃げどころにしたチャレンジの繰り返し、など、浦和は本来目指していたスタイルで試合を支配した。

PHOTO GALLERY 浦和レッズvs名古屋グランパス 20220618
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