■ネイマールのPKで失点…惜しくも敗戦
後半、日本は原口元気に代えて鎌田大地を投入。パラグアイ戦で得点を決めた、乗っている男を入れて流れを代えようと試みる。すると、59分にビッグチャンスが。長友と伊東のコンビネーションで右サイドを突破し、ペナルティエリア右から長友がフリーでクロスを送った。しかし、惜しくも相手のブロックに合って得点には至らなかった。
その後、森保ジャパンは73分に伊東、南野を下げて堂安律、三笘薫を投入。3トップ総入れ替えで先制点を狙いに行く。
しかし75分、自陣ペナルティエリア内で遠藤航がリシャルリソンを倒してしまいPKを献上。これをネイマールにゴール左へと決められ、リードを許した。
まずは1点を返したい日本。終盤に鎌田をトップ下に置いた4-2-3-1へとシステム変更し、三笘がミリトン相手に果敢にドリブルを仕掛けつつ攻め込んでいく。しかし、パラグアイ戦でも猛威を振るった三笘のドリブルはレアル・マドリードのDFに完封されてしまい、得点の糸口をつかめない。
結局、試合は0-1でブラジルに敗北。またしても黄色い壁の前に屈する形となった。
とはいえ、チャンスも作りつつ最少失点に抑えた日本。W杯本戦のドイツ戦・スペイン戦に向けて、課題と、しかしポジティブな要素も残った試合となった。