■新潟は得失点差で首位に立つ

 得失点差で首位に浮上した新潟は、アウェイで徳島と1対1で引分けた。19分にPKで先制されるが、前半終了間際の44分に追いつく。右SB藤原奏哉のクロスを、1トップの谷口海斗がヘディングで合わせた。試合はこのまま1対1で引分けたが、谷口に10試合ぶりのゴールが生まれたのは好材料と言える。通算7ゴールは11得点の小川航基(横浜)、8得点の木下康介(水戸ホーリーホック)に次いでランク3位タイだ。

 一方で、主力の戦線離脱が発表された。5月15日の16節を最後にメンバー外だったイッペイ・シノヅカが、右肩の手術をしたと発表された。かねてから痛めていた部位で、全治まで約4か月を要する見込みだという。

 柏レイソルから期限付き移籍中のシノヅカは、ここまでリーグ戦12試合に出場して2ゴールをマークしていた。2列目の選択肢が一枚欠けてしまうことになるが、入れ替わるようにプロ2年目の小見洋太らが台頭している。仙台に次ぐリーグ2位タイの34得点を記録している攻撃陣が、勢いを失うことはないだろう。

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