【国際親善試合 日本代表vsパラグアイ代表 2022年6月2日 19:00キックオフ】
71分に途中交代で登場した久保建英だが、何度も頭を抱えて悔しがることになった。狭いエリアでも、前田や古橋亨梧を使うより自身で完結させることを目指しドリブルで突破してみせたが、この日ゴールを記録することはできなかった。
試合終了のホイッスルを聞くと、久保はすぐに田中碧のもとへ。手で動きを説明しながら真剣な表情で話し続けた。これでA代表の国際試合では16試合ノーゴール、楽しそうにノビノビとキレのあるプレーを披露していた時とは違い、焦りのようなものを感じさせた。
オーストラリア戦でゴールを決めて一気に主役に躍り出た三笘薫は、この日も鋭い突破に加えネットを揺らしてみせた。堂安律も、PKは外したもののゴールに絡んだ。五輪組以外では、現在海外で最も評価を高めている日本人アタッカーの鎌田大地が、空きスペースの活用という武器を見せつけて、さらにゴールも記録。チームに欠かせない存在になる選手だということを明確に示してみせた。