■J2首位・仙台が天皇杯2回戦で難敵ホンダFCを退ける
J2のほぼすべてのクラブは、今週も水曜日に公式戦を消化した。
6月1日に行なわれた天皇杯2回戦に、横浜FCを除く21チームが、中2日か中3日で臨んだのだ。
注目すべきはベガルタ仙台だっただろう。アマチュアシードのホンダFCとホームで対峙し、2対1で競り勝ったのだ。
5月のJ2リーグ戦は5勝1分1敗の好成績で勝点を積み上げ、天皇杯もきっちり勝利をつかんだ。6月5日に控えるJ2リーグ20節のジェフユナイテッド千葉戦へ、好調の流れを持ち込むことができるだろう。
頼もしいストライカーが、戦列に復帰している。3月26日の6節で右足を負傷したFW中山仁斗が、ホンダFC戦に先発したのだ。5月29日の19節でメンバー入りしていたが、ピッチには立っていなかった。
0対1で迎えた32分、左サイドのMF加藤千尋からのクロスをダイビングヘッドでゴールへ突き刺した。ワンタッチでゴールできるポジションへ飛び込んでいく、中山らしい得点シーンだった。
原崎政人監督も「最後のゴール前へ行くところや迫力、嗅覚はしっかりと見せてくれた」と評価している。中山自身は「すごくきれいに崩してくれたので、僕は中で合わせるだけというか、いいボールをくれて感謝しています」と、チームメイトに感謝した。