【J2第20節プレビュー「天皇杯の明暗」】難敵ホンダFCを下した首位・ベガルタ仙台に「エースストライカー」中山仁斗が復帰!ジェフユナイテッド千葉戦へ「嬉しい悩み」を抱えた原崎監督の遠藤康の使い方は?【戸塚啓のJ2のミカタ】(1)の画像
中山仁斗(仙台)   撮影/中地拓也
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■J2首位・仙台が天皇杯2回戦で難敵ホンダFCを退ける

 J2のほぼすべてのクラブは、今週も水曜日に公式戦を消化した。

 6月1日に行なわれた天皇杯2回戦に、横浜FCを除く21チームが、中2日か中3日で臨んだのだ。

 注目すべきはベガルタ仙台だっただろう。アマチュアシードのホンダFCとホームで対峙し、2対1で競り勝ったのだ。

 5月のJ2リーグ戦は5勝1分1敗の好成績で勝点を積み上げ、天皇杯もきっちり勝利をつかんだ。6月5日に控えるJ2リーグ20節のジェフユナイテッド千葉戦へ、好調の流れを持ち込むことができるだろう。

 頼もしいストライカーが、戦列に復帰している。3月26日の6節で右足を負傷したFW中山仁斗が、ホンダFC戦に先発したのだ。5月29日の19節でメンバー入りしていたが、ピッチには立っていなかった。

 0対1で迎えた32分、左サイドのMF加藤千尋からのクロスをダイビングヘッドでゴールへ突き刺した。ワンタッチでゴールできるポジションへ飛び込んでいく、中山らしい得点シーンだった。

 原崎政人監督も「最後のゴール前へ行くところや迫力、嗅覚はしっかりと見せてくれた」と評価している。中山自身は「すごくきれいに崩してくれたので、僕は中で合わせるだけというか、いいボールをくれて感謝しています」と、チームメイトに感謝した。

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