■亀川89分弾!横浜FCが山口を退ける!
J2リーグ第19節、3位の横浜FCは、レノファ山口FCとのスリリングな攻防を制した。
0対0で迎えた89分、途中出場の亀川諒史がゴールネットを揺らし、1対0で逃げ切ったのである。右サイドを突破した山下諒也のクロスを、ファーサイドで収めて左足を振り抜いた。
「うまく右サイドへつながっていって、涼也なら必ず突破してくるという信頼がありましたし、逆側に入っていけばマークが足りていないのは分かっていたので、ひとつ勝負して(パスが)来なかったらまた(自陣へ)戻ればいいと思っていたら、たまたま自分の前にこぼれてきました。勝利につながったので良かったかなと」
長崎から移籍してきた29歳は、加入後初得点を落ち着いた口調で振り返った。亀川も山下も、山下へパスをつないだ伊藤翔も、途中出場の選手だ。ベンチ入りのメンバーも含めたチーム全体のクオリティの高さは、横浜FCの強みである。
クリーンシートは8試合ぶりだ。通算では3試合目である。仙台、新潟を追いかける立場としては、このまま守備の安定感を高めていきたいところだ。