J1リーグ第15節 横浜F・マリノスー京都サンガF.C.
5月25日(水)|19:00 ニッパツ三ツ沢球戯場
ベクトルを強く前に向けるチーム同士の対戦だ。それだけに「裏」の取り合いが、大きなポイントになってくる。
横浜F・マリノスのサイドバックは特殊な動きをする。中央に絞って同サイドのウィングと連係し、逆サイドからゴール前にも顔を出す。相手にとっては厄介な存在だ。
それだけに、相手にとっては狙い目ともなる。特に今回、京都サンガF.C.にはピーター・ウタカがいる。この驚異の38歳は、中央で縦に抜け出すのみならず、サイドに開いてもスペースを見つけ出す。現在得点ランクトップタイのウタカに気を取られ過ぎると他の選手にチャンスが与えられることは、前節の戦いぶりで証明済みだ。
一方で京都も前節、前に出ようとした瞬間のショートカウンターに沈んでいる。守備でも矢印が前に向く横浜FMとしては、奪い切れば大きなスペースとチャンスが目の前に広がることになる。
リーグ戦では12年ぶりとなる顔合わせ。真っ向からの激突に期待だ。
■横浜F・マリノス
3位 勝ち点25 7勝4分3敗 26得点17失点 得失点差9
【出場停止】A・ロペス
【直近5試合結果】
L●0-1 福岡(A)
L△3-3 浦和(A)
L○4-1 湘南(A)
L○2-1 名古屋(H)
L○3-2 鹿島(A)
【通算対戦成績】
H 13試合・ 8勝2分3敗
A 13試合・ 7勝2分4敗
計 26試合・15勝4分7敗
【直近対戦成績】
2011年12月29日 天皇杯SF ●2-4(H)
2010年 8月21日 J1第20節 ○2-1(A)
2010年 5月15日 J1第12節 △2-2(H)
2009年 8月 1日 J1第20節 ○3-0(H)
2009年 5月 5日 J1第10節 ●0-2(A)
【今節のみどころ】
前節でレッドカードを提示されて退場となったアンデルソン・ロペスが出場停止となる。ここまで7得点とチーム最多ゴールを挙げているFWは、出場停止が長引くことも予想される。
そこで期待がかかるのがレオ・セアラだ。今季はまだリーグ戦1ゴール。A・ロペスが加わった今季は、やや影が薄くなりつつある。
背番号9が振るわないとなれば、西村拓真の中央での起用もあり得るかもしれない。新天地での今季はトップ下で存在感を放っているが、本来はFW。チーム内でA・ロペスに次ぐリーグ4得点を挙げている西村が、ギラギラとポジションとゴールを狙う。