■森保監督にとっても「模擬W杯」

 6月シリーズで関西滞在中の計画を立てながら、ふと、そんな4年に一度の楽しみを思い出したのである。

 つまり、6月シリーズは僕にとっては“模擬ワールドカップ”のようなものなのだ。

 そして、森保一監督率いる日本代表にとっても、6月シリーズは“模擬ワールドカップ”なのである。

 ポイントは、「中3日の4連戦」というところにある。そう、ワールドカップ本大会の試合日程と同じなのだ。

 2022年のワールドカップは中東のカタールで開かれる。通常ワールドカップが開催される6~7月の中東は気温が40度を超える猛暑に見舞われるから、開催は不可能。そこで、冬の11月から12月、つまりヨーロッパのシーズン真っ盛りの時期に開かれることになったのだ。

 そのため、開催期間も11月21日から12月18日までの28日間と、従来より若干短くなった(ロシア大会は6月14日から7月15日までの32日間)。そのため、グループリーグの間は全チームがすべて中3日で試合を行うこととなったのだ。

(2)へ続く
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