ワールドカップ開催まで、半年を切った。出場チームは準備を加速させていこうとしている。
日本代表も6月には4試合を行う。この貴重な準備の機会をいかに有効活用すべきか。サッカージャーナリスト・後藤健生が考察する。
■既視感のある関西遠征
日本代表は、ワールドカップに向けた準備試合として6月に4試合を戦う。
キリンチャレンジカップ初戦のパラグアイ戦が北海道の札幌。その後、東京・国立競技場でFIFAランキング1位のブラジルと対戦した後、キリンカップとして兵庫県・神戸でガーナ代表と戦い、最後に同カップ決勝戦を大阪府・吹田で戦う日程となっている。
東京に住んでいる僕にとっては、4試合中3試合が“アウェー”となるので移動や宿泊の手配をしなければならなくなった。
悩みどころは「神戸での試合を終えてからいったん帰京すべきか、それともそのまま関西で過ごすか」だったが、諸々の事情を勘案して「関西滞在」を選択。せっかく週末に関西に滞在するので、普段は見られないようなチームの試合を見たいと思って、JFL(日本フットボールリーグ)や関西リーグ、関西学生リーグ、なでしこリーグなどの日程を調べて計画を立てているところである。
これって、どこか既視感がある作業だ……。