■原崎監督は「ゲームコントロールに課題」 

 大宮を退けた仙台は、3連勝で11勝2分4敗とした。勝点を「35」に伸ばし、首位をキープしている。

 気になるのは失点だ。ここまで17試合で22失点を喫している。リーグで6番目に多い数字だ。

 試合後の原崎監督も、「毎回そうですが、ゲームコントロールなどの課題はある」と振り返った。90+3分の失点は、大勢に影響がなかったとはいえ与えてはいけないものである。「ゲームコントロールはもっと成熟させないと」と、繰り返し話した。

 原崎監督にとっては、特別な感情が沸きあがる一戦でもあった。大宮は現役時代に5シーズンを過ごした古巣で、引退後は育成年代やトップチームでコーチを務めたからだ。

 NACK5スタジアム大宮で采配をふるうことについては、「すごく意識しました」と感慨深げに切り出した。「このクラブで選手、スタッフとして成長させてもらいました。重みのあるスタジアムで、自分が成長した姿を見せたいと思っていましたので、試合に勝てたのは良かったです」と話した。

 ここからは25日に18節、29日に19節、6月1日に天皇杯2回戦が組まれている。同5日のリーグ戦20節まで連戦が続く。仙台にとっては、首位固めができるかどうかの大切な時期だ。

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