■5月21日/明治安田生命J1第14節 サガン鳥栖 0ー0 川崎フロンターレ(駅スタ)
川崎フロンターレの連勝が4で止まった。過密日程で迎えたアウェイ2連戦を白星で終えたかったが、今季初の無得点でスコアレスドロー。キャプテン谷口彰悟が退場して1人少ない状況となったが、勝点1を手にした。
スコアレスで迎えた試合終盤の場面だ。相手のカウンターの場面で谷口彰悟がファールで止めて、イエローカードを提示される。サガン鳥栖にFKが与えられ、川崎ゴール前に両チームの選手が集まる。鳥栖は勝利を掴むための得点を、川崎は試合終盤の失点を防ぐために、集中していた場面だ。
ここで、VARが入る。チェックが入ったのは、谷口のファールの判定について。荒木主審はオンフィールドレビューを実施したうえで、谷口のイエローカードを取り消し。そして、レッドカードを提示した。勝利を欲する中で、体力も厳しい時間帯に1人少なくなることが決まった。
谷口は主審に説明を求めた。語気を荒げて詰めるようなものではなく、いつものように冷静に説明を求めるものだ。他のチームであれば、レッドカードに対峙すると多くの選手が主審を囲んで詰め寄ることも多々見かけるが、それはなかった。それよりも印象的なのは、谷口が説明を求めて“時間作り”をしていたことだ。