■4月3得点の仙台・氣田が月間MVPに

 アウェイへ乗り込む仙台は、前節のツエーゲン金沢戦の勝利で首位に浮上した。11節からの5連戦を4勝1敗で乗り切り、1週間のインターバルを経て金沢戦で連勝を飾った。

 中島元彦の加入で中盤が安定したことに加えて、フォギーニョが好パフォーマンスを維持している。4-4-2のシステムでセントラルMFを担う彼らの存在が、攻守を安定させている。

 Jリーグが選ぶ4月の月間MVPに選出された氣田亮真は、4月の5試合で3得点1アシストを記録した。5ゴールはチームトップタイだ。

 氣田と並んで5得点をあげているのは富樫敬真だ。開幕から6試合で4得点をあげていた中山仁斗の離脱後、2トップの軸として機能している。

 遠藤康にも触れるべきだろう。15節の長崎戦、16節の金沢戦は2トップの一角で起用され、必要に応じて立ち位置を変えながら相手の脅威となっている。得点とアシストはどれもJ1のクオリティで、存在感は際立つ。

 4月の月間最優秀監督に選ばれた原崎政人監督は、大宮で現役時代を過ごし、大宮で指導者キャリアをスタートさせた。18年、19年はトップチームのコーチを務めている。指揮官にとっては特別な一戦だ。

 大宮戦後はユアスタでのホーム連戦が待つ。5月の残り3試合で首位固めをするというのが、仙台にとっての理想的なシナリオである。

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