■「東風平」の読み方は?
バス移動のもう一つの楽しみは「バス停の名前」です。
日本のバスのようにいちいち車内アナウンスをしてくれる国ばかりではありませんが(韓国のバスは次に停まる停留所とその次の停留所の名前をアナウンスしてくれますから韓国語の聞き取りの練習に最適です)、どこの国でもバス停にはローカルな名前が付けられていて楽しめます。
沖縄に初めて行った時に「東風平」というバス停があって、「なんて読むんだろう?」と思っていたら、アナウンスがあって「こちんだ」と読むのだということを知りました。
たしかに「東風」は「こち」と読みますからね……。「東風(こち)吹かば、匂いおこせよ梅の花、主(あるじ)なしとて春を忘れな」というのは菅原道真が詠んだ有名な和歌です。