各国の首都には、サッカーのビッグクラブがつきものだ。日本の首都・東京にも、J1だけではなくさまざまなカテゴリーで戦うクラブが存在する。やはり多くのクラブが集うロンドンのように、東京が「サッカーの大都市」になる日は来るのか。サッカージャーナリスト・後藤健生が考察する。
■有力クラブがそろう東京
J1とJ2には神奈川県を中心に首都圏のチームが多いが、J3以下のリーグには関東地方や東京都内のチームは意外に少ない。
しかし、東京では「Jリーグ入りを目指す」と標榜するクラブが確実に増えてきているのは事実。東京都内の有力クラブは下記の通りだ。
・FC東京(J1)
・東京ヴェルディ(J2)
・FC町田ゼルビア(J2)
・東京武蔵野ユナイテッド(JFL)
・クリアソン新宿(JFL)
・東京ユナイテッドFC(関東1部)
・東京23FC(関東1部)
・南葛SC(関東1部)
・日立ビルシステムサッカー部(関東2部)
これが、関東サッカーリーグ2部以上に所属する東京都内のクラブである(日本特有の形として第1種のチームによるもう一つのリーグ戦「関東大学リーグ」も存在し、そこには東京や周辺県の強豪が多数存在する)。