■アウェイで苦戦の新潟を谷口が救うか

 町田は因縁の相手だ。開幕から13戦負けなしの好スタートを切った昨シーズン、初黒星を喫したのがアウェイの町田戦だったのだ。

 今シーズンの新潟は、アウェイで苦戦している。ここまで喫した2敗はどちらもアウェイゲームで、通算では1勝4分2敗と勝ち切れない試合が目につく。

 町田戦のキーマンには、チーム得点王の谷口海斗をあげたい。

 鈴木孝司がここまで2試合の出場にとどまり、新加入のアレクサンドレ・ゲデスはトップフォームに達していない。そのため、背番号7が開幕からフル稼働し6ゴールを記録しているのだが、さすがに負荷がかかっているのだろう。5連戦はノーゴールに終わった。

 前節の東京ヴェルディ戦では86分に退き、代わって出場した矢村健が決勝ゴールを叩き込んだ。彼にとっては発奮材料となっているはずで、一週間のインターバルを充電期間として、町田戦には高いモチベーションで臨むに違いない。

 ただ、直前になって気になる情報が入ってきた。5月11日に選手1名が新型コロナウイルス感染症の陽性診断を受け、翌12日には選手3名が陽性診断を受けた。

 感染した選手の早期の回復と、感染者がこれ以上出ないことを祈るばかりだが、チームは予断を許さない状況で町田戦を迎えることになりそうだ。

【その(2)へ】
(2)へ続く
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