■新潟は2列目のタレントがローテーションで躍動
アウェイへ乗り込む新潟は、11節からの5連戦を4勝1分で乗り切った。8節から8試合負けなしと状態を上げ、横浜FCから首位を奪った。
今シーズンから采配をふるう松橋力蔵監督は、選手をタイミング良く使い分けている。ターンオーバーが顕著なのは2列目で、高木善朗、本間至恩、伊藤涼太郎、松田詠太郎、イッペイ・シノヅカ、三戸舜介らが、プレータイムを分け合いながら勝利に直結する働きを見せている。
誰もが、スタメンでも途中出場でも機能しているが、相手にとって厄介なのは本間の途中出場だろう。オプションとしての威力が分かりやすく発揮されたのは、11節のV・ファーレン長崎戦だ。74分に出場すると、2分後に高木の決勝点をアシストしたのだった。
前節は三戸に先発を譲った本間だが、その三戸は9日から11日までU-21日本代表候補のトレーニングキャンプに招集された。よりフレッシュなコンディションの本間が、今節は先発に名を連ねると予想する。