■レアル・マドリードの救世主
ラ・リーガで35度目の優勝を成し遂げ、チャンピオンズリーグ(CL)では準決勝マンチェスター・シティ戦での死闘を勝ち抜いてファイナルへ駒を進めたレアル・マドリード。
そのマドリードを引っ張っているのがカリム・ベンゼマだ。カルロ・アンチェロッティ監督の下、4-3-3のCFとしてシーズン序盤から得点を量産。
そのペースは一向に留まることを知らず、ここまで公式戦43試合43ゴール14アシストを記録。ラ・リーガ、CLともに得点ランキング首位に立っており、後者の大会では11試合で15ゴールと信じられないペースでネットを揺らしている。
そのゴール数もさることながら、自身の得点でチームを勝たせているのが印象的だ。特にCLでは、ラウンド16のパリ・サンジェルマン(PSG)戦の2ndレグでハットトリックを達成して伝説的な一夜を演出。さらに準々決勝チェルシー戦での1stレグでも3得点。現在5試合連続ゴール中で、チームの救世主となっている。
フランス代表でも躍動する34歳は、ここまでのパフォーマンスを見ればバロンドールの筆頭候補と言えるだろう。