■CL得点数はドログバを凌駕

 レアル・マドリードの対戦相手としてCL決勝に駒を進めているのがリバプール。その立役者として挙げられ、今回の受賞候補としても相応しいのがサディオ・マネだ。

 今シーズン、チームは新たにディオゴ・ジョッタ、ルイス・ディアスという強力なアタッカーを獲得し、この両選手がWG起用されるときマネはCFで出場。

 そのスピードとフィジカルが中央からのプレッシングに活き、前線からプレッシャーをかけるサッカーに特化した戦い方に貢献。さらには持ち前の狭いエリアで受ける技術も発揮してゼロトップとしてのタスクもこなし、新境地を開拓した。

 そのうえで、背番号10は得点をしっかりと決めている。特にCLではラウンド16以降で3得点を挙げており、キャリア通算でCL決勝トーナメントでの得点数を15に伸ばした。これはディディエ・ドログバ氏を超えてアフリカ人選手としての最多記録だ。

 さらにはFAカップ準決勝のマンチェスター・シティ戦では2ゴールを挙げる活躍ぶり。もしもリバプールがイングランド勢初となる4冠を達成すれば、マネがバロンドールを受賞してもおかしくない。

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