11月にワールドカップ本大会を控える日本代表は6月にパラグアイ代表やブラジル代表、ガーナ代表らと対戦する予定。W杯の強化試合としては、絶好の腕試しの相手となる。森保一監督は会見で30人前後の選手を招集する意向を示し、何人かは最終予選に招集していない選手を招集することも述べていた。
森保監督の言う「何人か」とは誰なのだろうか。今回は、強化試合で試してほしい選手10人を選出した。※(1)と(2)は3人、(3)は4人紹介する。
■スイスでプレーする左サイドのスペシャリスト
スイスのローザンヌでプレーする21歳の鈴木冬一も6月の代表戦で見たい選手の一人だ。セレッソ大阪の下部組織で育った鈴木は、高校2年時の2017年7月にトップチームに2種登録された。翌年もトップチーム登録となったが、登録抹消となり長崎総合科学大学附属高校へ転入。そして2019年に湘南ベルマーレへ入団となった。
湘南での活躍が認められた鈴木は2020年12月にスイス1部のローザンヌへ完全移籍。1年目から出場機会を与えられ、2年目の今季は怪我の影響でプレー時間が減りここまで公式戦25試合に出場2アシストを記録している。
鈴木は左サイドならどのポジションでもプレーできる。左サイドハーフでの出場も多いが、左サイドバックとしてもプレー。長友佑都と中山雄太の世代交代の声があがっている中、さらなる左SBの後継者候補の存在は大きいだろう。現在は怪我でリーグ戦4試合を欠場中。6月の代表戦までに間に合えば、試しても良い選手だ。今後の日本代表のためにもA代表に招集してほしい。