■5月3日/明治安田生命J1第11節 鹿島アントラーズ ー ジュビロ磐田(カシマ)
GWに行われた鹿島アントラーズとジュビロ磐田の一戦を観戦に訪れたファン・サポーターは2万6493人。コロナ禍によってスタジアム離れが起きたサッカー界にあって、非常に大きな数字だ。しかし、この数字の裏で、ある“悲劇”も起きていた。
この試合のキックオフ時間は15時。その前にスタジアムに到着しようとする多くのサポーターが、午前中から東京駅に集まっていた。高速バスでカシマスタジアムに向かうためだ。すでに予約は満席で埋まっていたため、自由席のバスに乗ろうと長蛇の列ができていた。それは、他の乗り場やタクシー乗り場まで伸びるほどの人だかりだった。
自由席を求めて並ぶ人が多すぎて電車に切り替える人もいたほどだったが、バスに乗れたとしても今度は渋滞という壁にぶつかることになる。バスは95分程度で到着する予定となっていたが、首都高に乗った途端に渋滞にハマり、それが千葉市まで延々と続いた。そのため、SNSには悲鳴のようなツイートが多く並んだ。
「東京駅から高速バス乗って2時間、まだ酒々井!高速はもう流れてますが、ゴールデンウィークの渋滞すごかったー!」
「バスは鬼渋滞で開始ロス」
「10:30に東京駅に着いてなかなかバスに乗れず乗ったら渋滞がひどく15時のキックオフにまだ鹿島神宮駅 バス車内でDAZN観戦…涙」