4月も終盤に入り、秋春制が主流であるヨーロッパの各リーグが佳境に差し掛かっている。
編集部では、カタール・ワールドカップ(W杯)で活躍が期待される欧州組の日本人選手12人について、「現在の市場価値」のグラフとともに今季の振り返りと来季展望をお届けする。
※市場価値は『transfermarkt』を参照。
■今夏レアル・マドリード復帰なるか
市場価値:900万ユーロ(約12億5000万円)
所属クラブ:マジョルカ(スペイン)
生年月日:2001年6月4日(20歳)
今季リーグ戦成績:24試合出場1ゴール1アシスト
今シーズンは、レアル・マドリードからのレンタル移籍という形でマジョルカでプレーしている久保。
ラ・リーガ第16節アトレティコ・マドリード戦で値千金の逆転ゴールを決めたり、コパ・デル・レイの4回戦となったエスパニョール戦で華麗なFK弾を沈めたりと、要所で見せ場を作ってきた。
しかし2021年9月~11月の負傷も響き、市場価値は今年に入ってから100万ユーロ(約1億4000万円)下がってしまい、現在は900万ユーロ(約12億5000万円)の価値に。
それでも、スペインの『Defensa Central』などは今シーズン終了後のマドリード復帰を予想。外国人(EU圏外)枠であるビニシウス・ジュニオールとロドリゴ・ゴエスがスペイン国籍を取得する見込みだという。また、ガレス・ベイルやイスコ、マルセロたちを放出する予定とも伝えられている。
一方で、『elgoldigital』は、ダビド・シルバの穴埋め役としてレアル・ソシエダが狙っていると報じた。
果たして、久保は来シーズン白い巨人に復帰するのか、それとも別のクラブでプレーすることになるのか。日本サッカー界の至宝の去就から目が離せない。