■バルセロナはいまひとつペースをつかめなかった
鎌田大地は序盤からウスマン・デンベレとやり合い、33分には内側へのドリブルを開始したデンベレからスライディングでボールを奪取。自陣での守備の時間が長くなったが、カウンターでは勢いよく縦に走り、ボールキープではピッチ中央にも顔を出してラストパスを狙い、と豊富な運動量で貢献した。
バルセロナは、人数をかけて攻め込む左サイドに対し、右サイドではデンベレが個の力で存在感を発揮する戦い方となったが、序盤に鎌田をはじめフランクフルトがファウルで止めにいったことでペースを掴めず。フラストレーションを溜め込んだデンベレのパフォーマンスは時間が経過しても45分間上がらなかった。
バルセロナは前半終了間際にペドリが左太もも裏を気にする仕草を見せ、ハーフタイムにフレンキー・デ・ヨングと交代。
後半開始早々、リフレッシュしたデンベレが、押し込むだけ、というボールを供給したが、これはピエール・エメリク・オーバメヤンがミートできず。オーバメヤンは55分にも再び決定機を逸し、アダマ・トラオレと交代することになった。