■11連戦を終えた大分は4月も公式戦9試合を消化
J2リーグ第8節、アウェイの味の素スタジアムで0-1。勝った東京ヴェルディは2位に浮上し、敗れた大分トリニータは、リーグ戦3連勝を逃した。2勝3分3敗と黒星が先行する序盤戦となっているが、気の毒なところもある。ルヴァンカップに出場している彼らは、開幕からこの日まで11連戦の過密日程を消化してきたのだ。
昨シーズンのJ1で17位の徳島ヴォルティスと同18位の大分は、ルヴァンカップのグループステージ(GS)に出場している。AFCチャンピオンズリーグの出場4チームがGSに出場しないことによる繰り上げのような措置だ。
J1のクラブと公式戦で対戦する機会は、両チームにとって貴重だろう。しかし、J2リーグを戦っていくうえで大きな負担となるのは否定できない。大分は15位と苦しい序盤戦を過ごしており、徳島も1勝7分で14位に位置している。どちらもいまひとつ乗り切れていない。
ルヴァンカップのGSは、4月13日と23日にも組まれている。大分はリーグ戦7試合と合わせて、4月も9試合を消化する予定だ。勝点獲得のペースを上げていきたいが、なおもスケジュールは厳しい。ここが踏ん張りどころだ。