4月3日に行われたモンテディオ山形vsファジアーノ岡山で疑惑の判定が起こった。競技規則の適用ミスの可能性があり、再試合が行われるかもしれない。
■ずれたバックパスを手で処理
疑惑の判定が起こったのは10分。
山形のDF半田陸がGK後藤雅明にバックパスを送ると、このボールがずれて無人のゴールへと転がっていく。
すると、ボールを追いかけた後藤は、足では届かないと判断して手を使いゴールラインの外に弾いた。しかし、このシーンでは明らかに意図的なバックパスを手で扱っているので、ファウルの判定に。岡山に間接FKが与えられた。
それだけでなく、清水修平主審は後藤にレッドカードを提示。山形は残りの約80分間を1人少ない状態で戦うことになった。結局、試合は92分の木村太哉のゴールで岡山が1-0で勝利している。
ところが、競技規則には「ゴールキーパーが自分のペナルティエリア内で認められていないにもかかわらず手や腕でボールを扱った場合、間接フリーキックが与えられるが、懲戒の罰則は与えられない」と記されており、このレッドカードは誤った判定の可能性がある。
これは誤審というよりも、競技規則の適用ミスとの見方が強い。もしも競技規則適用ミスが認められれば、再試合の可能性もある。