■4月2日/明治安田生命J1第6節 川崎フロンターレ ー C大阪(等々力)
川崎が衝撃的な惨敗を喫したC大阪戦。13分に乾貴士に先制ゴールを許すと、28分、36分と次々に失点。前半だけでスコアを0-3とし、ゲームの行方を決めてしまった。Jリーグのホーム無敗新記録がかかった試合で、無敗どころか衝撃の結果を突き付けられた。
そんな苦境を打開しようと、鬼木達監督はベンチでホワイトボードを手にして格闘していた。その様子は、他の試合でも見られる光景だが、この試合ではその時間がさらに長かった。失点を重ねるたびに、その苦慮は増えているようだった。
その鬼木監督は、後半アタマに4枚替えを敢行する。3失点していたためにアクションは必要だった。FWレアンドロ・ダミアン、MFチャナティップ、MF橘田健人、DF山村和也を下げて、MF塚川孝輝、MF小塚和季、FW遠野大弥、FW知念慶を投入。ここまでチームに欠かせない存在となっていた橘田や昨季のMVPダミアンを下げるなど、決意が感じされた。
「(交代の要因は)一つは点差のところが大きかったです。あとは動き、点を取りに行く。自信を持って動かす。そこのところが必要だと思っていました」
鬼木監督はこう説明したが、一方で、「実際には交代は3枚の予定でしたが、負傷者が出たところもあって、イレギュラーなところもありました」と、想定外の事態もあった。