想定外の「45分での4枚替え」「交代直前の小林悠の隣に座り…」鬼木達監督はホワイトボードと格闘したが…【川崎フロンターレ、等々力で衝撃の惨敗】(2)の画像
川崎フロンターレ・マルシーニョの得点シーン。1点を返したが、反撃もここまでだった 撮影:中地拓也
■【画像】試合中にホワイトボードを持って格闘する鬼木達監督■

■4月2日/明治安田生命J1第6節  川崎フロンターレ ー C大阪(等々力)

 川崎が衝撃的な惨敗を喫したC大阪戦。13分に乾貴士に先制ゴールを許すと、28分、36分と次々に失点。前半だけでスコアを0-3とし、ゲームの行方を決めてしまった。Jリーグのホーム無敗新記録がかかった試合で、無敗どころか衝撃の結果を突き付けられた。

 そんな苦境を打開しようと、鬼木達監督はベンチでホワイトボードを手にして格闘していた。その様子は、他の試合でも見られる光景だが、この試合ではその時間がさらに長かった。失点を重ねるたびに、その苦慮は増えているようだった。

 その鬼木監督は、後半アタマに4枚替えを敢行する。3失点していたためにアクションは必要だった。FWレアンドロ・ダミアン、MFチャナティップ、MF橘田健人、DF山村和也を下げて、MF塚川孝輝、MF小塚和季、FW遠野大弥、FW知念慶を投入。ここまでチームに欠かせない存在となっていた橘田や昨季のMVPダミアンを下げるなど、決意が感じされた。

「(交代の要因は)一つは点差のところが大きかったです。あとは動き、点を取りに行く。自信を持って動かす。そこのところが必要だと思っていました」

 鬼木監督はこう説明したが、一方で、「実際には交代は3枚の予定でしたが、負傷者が出たところもあって、イレギュラーなところもありました」と、想定外の事態もあった。

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