当時、小柳ルミ子さんは「サッカー好き」という話題でメディアを賑わせていました。
リオネル・メッシが大好きで、1年に2000試合以上もテレビ観戦しているとかいう話でした。それで、サッカー番組などを見ていて僕の顔を覚えていてくれたのでしょう。
これには、ちょっと(いや、かなり)ビックリしました。
■半世紀前の思い出
小柳ルミ子さんは、僕とほとんど(いや、まったくの)同世代です。宝塚音楽学校を卒業して歌手デビュー。「わたしの城下町」で一世を風靡したのは1971年のことでした。
当時の僕はしがない大学1年生……。浪人もせずに大学に入学したはいいのですが、学園紛争でキャンパスがロックアウトされていてほとんど通学もできず、だからといって自分も学生運動に参加するわけでもなく、悶々として過ごす、まったく無名で地味~な学生の一人でした。
クイズグランプリで優勝して、初めて海外旅行に行くのはもう少しだけ後のことです。