後藤健生の「蹴球放浪記」第104回「小柳ルミ子に声をかけられてしまった件」の巻(1)埼玉スタジアムでの予期せぬ邂逅の画像
アジアユース選手権98のADカード 提供/後藤健生

 サッカージャーナリスト・後藤健生は、取材を通じて多くの人を知る。だが時には、相手から記憶に留め置かれることもあるのだ。時にはその相手が、芸能人であることも…。

■「あ、後藤さん!」

 数年前に、埼玉スタジアムでメディア用控室から5階の記者席まで行くためにエレベーターを待っていた時のことです。

 エレベーターが到着してドアが開いたので乗り込もうとしたら、下りてきた女性と鉢合わせしてしまいました。一瞬「なんか、サッカー場には相応しくないような雰囲気の女性だな」と思いました。そうしたら、その女性に「あ、後藤さん! こんにちは」と挨拶されてしまったのです。

「ううん、知り合いか? 誰だっけ……」と狼狽えながら、僕も「あ、こんにちは」と一応返事をしたのですが……。

 そして、ハタと気が付きました。

「あ、小柳ルミ子だ!」

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