FIFAワールドカップカタール・アジア最終予選グループB第9節、オーストラリア代表対日本代表が日本時間18:10キックオフで行われた。両者は一歩も譲らず0−0で前半を折り返した。
■浅野がスタメン
離脱者が続出している日本では、右サイドバックに酒井宏樹の代役として山根視来、CBには冨安健洋の代役に板倉滉がスタメン入り。さらに大迫勇也が離脱しているセンタフォワードには浅野拓磨が入り、右ウィングに伊東純也、左ウィングに南野拓実という布陣になった。
試合前から雨が降るなかで行われた一戦。試合開始から日本がパスを回し、ボールを保持していくが、日本のパスがズレてしまうシーンが多く見られる。それでもスピードのある浅野や伊東、南野がボールを受けてチャンスを作るシーンも見られた。
前半9分、左サイドで長友がマーティン・ボイルに厳しいチェック。長友はボイルを倒してしまい、早い時間にイエローカードを受けてしまった。すると24分、オーストラリアの左CKからファーサイドの山根にボールが当たり、ゴールネットを揺らされる。しかし、これはオーストラリアにファウルの判定。日本は相手のファウルに助かった形だ。
今度は日本が反撃。28分、中央の南野から右の伊東へ展開。伊東は走り込んできた田中に縦パスを供給。田中のマイナスのパスを南野が受け、2度の切り返しからシュート。これは惜しくもゴール左に外れた。
さらに31分、右サイドを抜け出した伊東がクロスを供給。最後は南野がヘディングシュートを放つも、クロスバーに当たりゴールならず。その後も日本は南野が決定機を量産。オーストラリアもチャンスを作るが、両者一歩も譲らない。
前半は0−0で終了。日本が勝てば7度目のW杯出場が決まる一戦は、運命の後半へ折り返す。