■3月19日/明治安田生命J1 浦和レッズ 4ー1 ジュビロ磐田(埼玉)
埼玉スタジアムで、ジュビロ磐田を4-1で撃破した浦和レッズ。試合後のサポーター席は、勝利した以上の興奮に包まれているように見えた。4得点と今季最多得点を奪ったこと、それから、前半開始からテンポ良く点数を入れたこともそうだが、北欧3戦士が揃い踏みしたことも、気持ちを高ぶらせたはずだ。
キャスパー・ユンカーは昨季途中から加入すると、得点を量産。しかし今季は、負傷の影響もあってここまで出場機会を伸ばすことができなかった。というより、試合に出ることができず、この磐田戦が今季初めて先発した試合だった。そのユンカーは、負傷の影響を見せずに試合開始直後から前線でチャンスに絡む。そして11分には、不思議としか言いようのないボールコントロールから得点を奪ってみせた。
ユンカーのセンセーショナルな復活に加え、アレクサンダー・ショルツの闘志あふれるいつも通りのプレーと得点、さらに、後半から出たスウェーデン代表歴を持つMFダヴィド・モーベルグの衝撃デビュー。浦和が誇る北欧3戦士が、サポーターを盛り上がらせた。
北欧出身の3人がチームにもたらすクオリティに疑いの余地はない。リカルド・ロドリゲス監督の戦術に極上のクオリティが加われば、サポーターが期待するのは当然だし、見ている人もドキドキするはずだ。