2月に開幕した今シーズンのJリーグ。新型コロナウイルスなどの影響もあり消化試合数にバラつきはあるものの、すべてのチームが3試合以上を戦い(3月17日時点)、少しずつ傾向が見え始めている。編集部では、J1クラブのここまでの序盤戦のパフォーマンスを振り返りつつ分析。今回は浦和レッズについて見ていこう。
■コロナ、負傷者、退場者…開幕から6試合でわずか1勝
2月12日に行われた富士フイルムスーパーカップでは、リーグ2連覇中の川崎フロンターレを撃破。このままリーグ戦でも順調に勝利を重ねるかに思われた。
しかし、予期せぬ事態が相次ぎ、ここまで6試合を戦って1勝1分け4敗。開幕戦の京都サンガF.C.戦を前にしてトップチームの選手5名、スタッフ5名が陽性反応を示す事態となり、ユースから4選手を2種登録し、コーチとGKコーチら7人のスタッフを追加した。
さらに、キャスパー・ユンカーが負傷で開幕3試合を欠場し、平野佑一や大久保智明も4試合目のガンバ大阪戦まで出場できず。
チームを苦しめたのは新型コロナウイルスと負傷者だけではなかった。第9節ヴィッセル神戸戦で明本考浩が一発退場となり、第2節ガンバ大阪戦では岩尾憲がイエローカードを2枚もらって退場に。このレッドカードが響き、これらの試合では勝ち点を落としてしまうこととなった。
結局、初勝利がリーグ5試合目の湘南ベルマーレ戦までかかってしまっている。