2月に開幕した今シーズンのJリーグ。新型コロナウイルスなどの影響もあり消化試合数にバラつきはあるものの、ほとんどのチームが3試合以上を戦い(3月10日時点)、少しずつ傾向が見え始めている。編集部では、J1クラブのここまでの序盤戦のパフォーマンスを振り返りつつ分析。今回は川崎フロンターレについて見ていこう。
■3連覇に向けて出だしは及第点か
5試合を戦い、3勝1分け1敗で暫定2位につけている川崎フロンターレ。
鬼木達監督が就任してから6年目となる今季の目標は、何と言ってもクラブ史上初のJ1リーグ3連覇だ。
2019年にも3連覇をかけて戦ったが、そのときは序盤の5試合で1勝3分け1敗とかなり苦しむことになり、最終的に4位フィニッシュとなっていた。もちろん、所属選手や対戦相手や新型コロナウイルスなど、その頃とは異なる要素が無数にあるので単純比較はできないが、現時点で当時よりも勝ち点を「4」多く稼いでいる。
戦術的な不安要素はあるものの、登録メンバーのうち18人がスタメンを経験しており、新加入の選手も躍動している。鹿島アントラーズ以来の3年連続優勝に向けて、まずまずの出だしとなった。