■3月6日/明治安田生命J1第3節 浦和レッズ 2-0 湘南ベルマーレ(埼玉)
浦和レッズが5戦目にしてリーグ戦の初勝利をやっと掴んだ。
苦しんだ末に手にした白星は、非の打ちどころのないものだった。埼玉スタジアムに湘南ベルマーレを迎えた一戦に、リカルド・ロドリゲス監督は前節から先発メンバー4人を入れ替えて挑んだ。
システムは川崎フロンターレ戦と同じ4-2-3-1だが、MF松崎快、MF岩尾憲、MF平野佑一、DF大畑歩夢をスターティングメンバーに並べた。ボランチ2人を入れ替えて、勝利を目指した。
サポーターの声援を受けて序盤から試合を支配した浦和が先制したのは16分のことで、スコアラーは江坂任。アレクサンダー・ショルツの縦パスを受けた江坂が、左サイドにスルーパス。最終ラインから駆け上がった大畑がこれを受け、マイナスに戻したボールを江坂自身が決めたのだ。
「サイドの崩しで、チームとして共有していたことがしっかりできたシーンでした」
リカルド・ロドリゲス監督が賞賛した得点を守って前半を折り返すと、追加点を目指して指揮官は60分に3枚替えを敢行。この時ピッチに立った馬渡和彰が2点目を奪う。
42分、前線への浮き球に反応した明本考浩が裏に抜けようとしたものの、湘南のディフェンス2人がそれを阻む。それでもボールをキープした明本は、左サイドを駆け上がる馬渡にスルーパスを通す。これをコントロールした背番号6は、日本代表GK谷晃生の上を抜いて、移籍後初ゴールを豪快に決めてみせた。