■今後のJ1の活躍に期待したくなる試合だった
判断の質や、一瞬のプレーで相手を上回るという部分だけではない。チョウ・キジェ監督はJ1での冒険について「相手が対策してきたから別の対策を、というイタチごっこを繰り返していては自分たちの成長は見えない」とも語っているが、数的不利な状況で前線に残ったウタカは磐田ディフェンス陣に常に警戒されながらも自らの姿勢を貫いて攻撃を完結させ、自分を保つ、という部分でもチームの基準となることを感じさせた。
遠藤とウタカという高いレベルで基準になる選手がいる両チームは、これからもJ1のチームへと質が高まっていくだろう。昇格組による昨年と同じカードは、今後のJ1での戦いをそれぞれ期待させるものとなった。
■試合結果
京都サンガF.C. 1―4 ジュビロ磐田
■得点
35分 大津祐樹(磐田)
62分 鈴木雄斗(磐田)
67分 ピーター・ウタカ(京都)
68分 鈴木雄斗(磐田)
90分 ジャーメイン良(磐田)