■世界が驚くキングカズ
日本の、いや世界のキングカズこと三浦知良は驚異でしかない。カズが出場する試合は、日本のみならず、世界の注目を集める。ブラジルで日本人初のプロ契約を勝ち取り、日本代表や読売サッカークラブ(現東京ヴェルディ)で活躍。ジェノアに移籍し、アジア人初のセリエAプレイヤーにもなった。その後のキャリアもご存知のとおりだ。
カズは2021年3月10日に行われた2021明治安田生命J1リーグ浦和レッズ対横浜FCの試合に途中出場。横浜FCの選手として出場し、自身が持っていたJ1最年長出場記録を54歳12日に更新することになった。数々の記録を保持するカズの挑戦は終わらない。
カズは出場機会を求めて横浜FCから兄・三浦泰年氏が監督兼ゼネラルマネージャーを務めるJFL(日本フットボールリーグ)の鈴鹿ポイントゲッターズへ期限付き移籍。兄との共闘、そしてJFLでのプレーに注目が集まる。2月26日で55歳となったレジェンドの現役生活は、どこまで続くのだろうか。