「知念慶の開始2分弾」で「鹿島の選手は臆病なまま前半を過ごしてしまった」【川崎フロンターレ、鹿島アントラーズに完封勝利! (1)】の画像
先制ゴールを挙げて喜ぶ川崎FW知念慶 撮影:中地拓也
■【画像】川崎フロンターレー鹿島アントラーズの写真■

■2月26日/明治安田生命J1第2節  川崎フロンターレ 2-0 鹿島アントラーズ(カシマ)

 川崎フロンターレが鹿島アントラーズに完封勝利。知念慶が開始2分でゴールを奪えば、大卒ルーキーの佐々木旭が初ゴールを挙げるという、豪華すぎるおまけまでついた勝利劇だった。

 川崎にとって難しい展開が予想された試合だった。川崎は水曜日に横浜F・マリノスと対戦しており、この鹿島戦は中2日。一方の鹿島は中6日という状況で、しかもホームで戦う。さらに、川崎は直近の試合を2-4で落としていたが、鹿島は3-1で勝利していたのだ。

 そんな不安は、開始1分50秒で消え去った。今季初先発を飾ったFW知念慶が、鹿島DF関川郁万のパスをカットするや、そのまま左足シュート。これがGKクォン・スンテの横をすり抜け、ゴールネットを揺らしたのだ。まさかの電光石火弾に、鹿島サポーターは静まるしかなかった。

 しかもこのゴールは、川崎に「1得点」以上の効果をもたらした。このゴールで動揺したのか、鹿島は攻守にチグハグな状態に。それもあって、川崎は面白いようにパスをつなぎ、チャンスを作り出した。公式記録のシュート数にもそれは表れていて、前半の45分間で川崎が11本のシュートを放ったのに対し、鹿島はわずか1本。アウェイでワンサイドゲームを演じたのだ。17分に佐々木旭が奪った追加点も、川崎がゲームを支配した中で生まれたゴールだった。

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