■ケヴィン・マスカット監督「何から話そうか」
セレッソは先制ゴールに成功したものの、加藤の“幻のゴール”が決まっていればまだ早い段階だっただけに、リズムを掴んでいる可能性もあった。マルコス・ジュニオールがPKを決めていれば、もっと楽な展開に持ち込めたかもしれなかった。Ifはないが、この2つの場面は試合で勝敗の行方大きく左右する場面だった。
ケヴィン・マスカット監督は試合後、「何から話そうかと考えていますが、まずは2失点について話します」と話し始めたように、攻撃よりも守備の部分で気になる部分が強かったように見えた。逆に小菊昭雄監督は、「私たちの矢印が後ろになりすぎて、奪ってから“良い攻撃”ができなかった。なかなか前につけられず、2次攻撃、3次攻撃を受けてしまった」とし、攻撃での課題を口にした。
両チームともに満足いく結果ではなかっただけに、このドローを次戦に生かすかしかない。