Ｊ１リーグ第１節 アビスパ福岡―ジュビロ磐田
２月１９日（土）｜１４:００ ベスト電器スタジアム
２シーズンぶりの再会を、お互いに喜んでいることだろう。２０２０年シーズン、戦いの場はＪ２だった。今回は国内最高峰の場で、互いの成長度合いを示すことになる。
２０２０年の顔合わせは、１勝１敗だった。それぞれホームで勝利を収めている。ともに当時の選手は残っているが、より多いのは磐田か。シーズン途中に加わっていた遠藤保仁も、そのひとり。成長に年齢は関係ないことを体現する選手だ。
福岡は、「負のサイクル」を打ち破った。５年ごとにＪ１昇格しては１年でＪ２へ逆戻りするというパターンから、ついに抜け出したのだ。Ｊ１とＪ２合わせて６勝３分１５敗と大きく負け越している磐田相手にＪ１の舞台で勝利すれば、成長していることを証明できる。
福岡はクラブ史上最高順位、磐田はＪ２を制しての昇格と、意気軒高に昨季を終えた。その勢いを継続できるのは、どちらだろうか。
■アビスパ福岡
【出場停止】なし
【直近５試合結果】
Ｌ△０－０ ＦＣ東京（Ａ）
Ｌ△２－２ 仙台（Ｈ）
Ｌ△０－０ 柏（Ａ）
Ｌ△１－１ 横浜ＦＣ（Ｈ）
Ｌ○１－０ 大分（Ｈ）
【通算対戦成績】
Ｈ １５試合・５勝２分 ８敗
Ａ １５試合・１勝３分１１敗
計 ３０試合・６勝５分１９敗
【直近対戦成績】
２０２０年１１月 １日 Ｊ２第３０節 ●１－２（Ａ）
２０２０年 ７月１５日 Ｊ２第 ５節 ○１－０（Ｈ）
２０１６年 ８月２４日 Ｊ１ ２ｎｄ第１０節 ●２－３（Ｈ）
２０１６年 ３月１９日 Ｊ１ １ｓｔ第４節 △２－２（Ａ）
２０１５年 ９月 ５日 天杯第２節 ○１－０（Ａ）
【今節のみどころ】
どうしても注目を集める選手がいる。新加入のルキアンである。
昨季のＪ２得点王で、福岡の得点力向上に期待大の存在。福岡が昨季よりも先に進めるか、大きな鍵となる存在である。
加えて興味深いのが、昨季は磐田でプレーしていたこと。ルキアン本人にも、かつてのチームメイトにも、心に引っかかるものはあるかもしれない。
さらには、磐田がルキアンの特徴をよく知っている、という点も試合の鍵になり得る。古巣の選手たち以上に福岡がルキアンの良さを引き出せれば、今季の見通しはさらに明るくなる。
