今冬の移籍市場でフェラン・トーレスやアダマ・トラオレ、ピエール=エメリク・オーバメヤンを獲得したバルセロナ。一気に攻撃陣を増強し、ここからの巻き返しを狙う。
また3月には、今季3度目となるレアル・マドリード戦を迎える。編集部では、そのエル・クラシコに向けた新生バルセロナの推奨スタメンを選出した。
■ピケの相方は?
守護神はもちろんテア・シュテーゲン。
今季は1試合で3失点を喫した試合がすでに6回あり、セービングなど守備面はやや不調だが、ワールドクラスのビルドアップ能力は健在。正確なスローイングや、相手FWの頭上を越えて落とすような精密なキックで攻撃の始点となって、最後方からチームを支えているこのドイツ代表がいるといないとでは全く違うチームになる。
CB2枚はジェラール・ピケとロナルド・アラウホ。
前者は35歳でパフォーマンスはやや下降気味だが、それでもチームに欠かせないディフェンスリーダー。スタメンから外すことは考えられないだろう。攻守ともに安定感は抜群で、194cmの長身を活かしてセットプレーでの得点源になることも可能だ。
またアラウホは、今季マンチェスター・シティから戻って来たライバルのエリック・ガルシアよりもビルドアップ能力では劣るものの、対人守備では確実に上回るためにスタメンに選出。その高いボール奪取能力と広大なスペースのカバーリングは、カウンターも強力なレアル・マドリードと対峙したときに大きな武器になるはずだ。