サッカー日本代表「久保建英と三笘薫は打開する個の力がある」「オーストラリア相手には板倉滉のボランチ起用もアリ」【ワールドカップ最終予選・2月サウジアラビア代表戦の激論】(6)の画像
久保や三笘はオーストラリア戦で重要なオプションとなるか 撮影:渡辺浩樹

 日本代表は2022年に入って最初のワールドカップ最終予選の連戦を戦い、中国戦に続いて2月1日のサウジアラビア戦にも勝ってグループBの2位を堅持した。
 一時は危うい様子にも見えた日本代表だが、力強さを取り戻してきたようにも見える。残り2試合、カタール・ワールドカップに向けて前進する日本代表の現在地、そして最後の詰めについて、ベテランのサッカージャーナリスト、大住良之と後藤健生が語り合った。

■伊東以外にも必要なアクセント

――オーストラリア戦のキーマンは誰になりそうですか。

大住「伊東純也は4試合連続得点だから、ガチガチにマークされる。サウジアラビア戦での活躍を見れば、当然そうなるよね。伊東がガンガン走りつつ、南野拓実か誰かが何かやらないといけない。森保一監督は頑として変えないだろうけれども、大迫勇也のポジションに前田大然とか、調子が上がっていたら古橋亨梧を起用してもいいように思うけど」

後藤「あとは三笘薫! 三笘の、あの『くねくねドリブル』だよ。対戦したことがない相手にとっては、対処が大変だよ。スピードあるドリブルを警戒していたら、『こんなドリブルがあるのか!』と驚くはず。あとはセットプレーでの守備を含めて、冨安健洋に頑張ってもらおう」

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