■攻撃的サイドバック
日本の絶対的サイドバックである酒井宏樹の控えには山根視来だ。今回も出番は少ないかもしれないが、チャンスもあるかもしれない。川崎フロンターレの攻撃的サイドバックは2021シーズンのJ1で37試合2得点12アシストを記録。川崎FのJ1リーグ連覇に貢献し、2年連続ベストイレブンに選出された。
代表デビューが2021年3月の韓国戦と遅かった山根はもう28歳。早く酒井から主力の座を奪いたいところ。日本の両サイドバックには後継者が少ないことが指摘されている。少ないチャンスを活かしてアピールしたい。代表定着へ向けて、練習から森保監督にアピールできるかどうかがポイントだ。
山根はデビュー戦の韓国戦でもゴールを決めたように攻撃力に定評がある。クロスボールの精度の高さやパス精度の高さが魅力的。だが、それを可能とするのはランニングの質の高さだ。ただ走るのではなく、良い位置に顔を出すことができる。それ故にゴールへ直結するプレーが可能だ。日本代表でその質の高いプレーを見せることができれば、代表定着も夢じゃない。