■鹿島の2桁得点コンビ、そして6年ぶりJ復帰となった神戸FWの評価は?

 鹿島アントラーズ上田綺世はA評価。昨季のリーグ戦では自身最多となる14ゴールを記録するなど躍動したことが高い評価の理由となった。さらに21日に行われた流通経済大学との練習試合では、後半だけでハットトリックを達成。大学2年生で代表に選出された逸材は、強靭な肉体と強烈なシュート、そして滞空時間の長いヘディングと落下地点の予測など多くの武器を兼備。ファーストチョイスである大迫勇也の後釜候補としては筆頭と言える。

 同じく鹿島の荒木もA評価。その実力を考慮すれば近いうちにサムライブルーの常連になる可能性は高い。昨シーズンは19歳ながらリーグ10ゴールを記録。27年ぶりとなる10代での2桁得点を達成し、今季からは背番号10を着用。継続して得点を量産できれば、かつてその背番号を背負った東福岡高校、そして鹿島の先輩でありレジェンドである本山雅志のように代表で活躍する日もそう遠くないだろう。

 また、6年ぶりにJリーグに復帰したヴィッセル神戸武藤嘉紀はB評価とした。昨季は5得点マークし、そのすべてが2タッチ以下と、ゴールへの嗅覚は凄まじい。しかし、今年で30歳ともう若くない。これから定着するためにはもう1年安定したパフォーマンスを発揮する必要があるだろう。クラブでもコンビを組む大迫勇也との連携を代表でも見せることができれば常連になる可能性も。

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