■リバプール時代にも「代名詞」スーパーミドルを決めていた

 ボールコントロールやドリブル、パスなど多彩な武器を持つコウチーニョ。なかでも大きな特長となっているのが正確無比なシュートだ。

 特にゴール左斜め45度のところから放たれるファーサイドへのミドルシュートはまさに職人芸。同エリアからのシュートの注目度が高くなったのはバルセロナ時代からだが、リバプール時代にもスーパーミドルをいくつも決めている。

 そのなかでも特に印象的なのが、2014-15シーズンのプレミアリーグ第27節マンチェスター・シティで決めた勝ち越し弾だ。ペナルティエリア左角で受けると、素早く内側を向いて右足一閃。美しい弧を描いたボールは勢いよく右サイドネットに突き刺さり、アンフィールドのサポーターを沸かせた。

 4年ぶりのイングランド挑戦となるコウチーニョ。知った仲であるジェラード監督の下復活し、14位に低迷するチームを押し上げることはできるだろうか。

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