【2022年J2「補強診断」ヴァンフォーレ甲府編】昨季3位、吉田達磨監督「4年ぶり復帰」も泉澤仁ら4人の主力が流出…J1昇格のマストは「現有戦力の底上げ」【補強充実度『C』】【戸塚啓のJ2のミカタ特別編】の画像
昨年までシンガポール代表の監督を務めていた吉田達磨新監督   写真:REX/アフロ

 J1昇格への戦いは、すでに始まっている。

 2022年のJ2リーグは、例年どおり22チームで争われる。特徴的な変化は、J1参入プレーオフの復活だ。プレーオフのなかった20年、21年は上位2チーム入りが必須だったが、今シーズンは3位から6位までのチームにもJ1昇格のチャンスがある。

 プレーオフにはJ1の16位チームも参加するが、レギュレーションの詳細は明らかになっていない(1月9日現在)。いずれにせよ、プレーオフを勝ち上がるのはどのチームにとってもタフなミッションだ。J1へ自動昇格できる2位以内の確保を、どのチームも目ざしていくことになる。

 J1から4チームが降格してきた今シーズンは、J1昇格争いが熾烈をきわめるだろう。来たるべき「戦国サバイバル」へ向けて、各チームはどのように戦力を整えているのか。J2チームの補強を査定していく。(#1、2のうち2)

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